コラム

2025.01.21コラム
外国人雇用実態調査について

昨年12月26日に厚生労働省から「令和5年外国人雇用実態調査」の結果が公表されていますので、ご参考ください。

これによれば、外国人労働者の給与平均は月額267,000円(所定内労働155.8時間、超過実労働時間19.8時間)となっています。

在留資格別にみると、

技術・人文知識・国際業務 302,400円(所定内労働157.3時間、超過実労働時間14.9時間)

特定技能 232,600円(所定内労働159.9時間、超過実労働時間23.8時間)

技能実習 204,100円(所定内労働163.2時間、超過実労働時間26.2時間)

となっています。特定技能、技能実習では超過労働分が多くなっているようです。

 

所定内給与額(残業を除いた給与額)は

技術・人文知識・国際業務 269,600円(時給換算1713円)

特定技能 196,300円(時給換算1227円)

技能実習 168,800円(時給換算1034円)

で、技能実習では最低賃金に近い額になっています。

 

賞与等特別給与額(1年間)はそれぞれ321,500円、66,100円、41,800円となっており、技人国と特定技能・技能実習で大きな差があります。

最低賃金の大幅上昇や、同一労働同一賃金など、今後の動向が注目されます。

外国人雇用実態調査についての投稿画像03

厚生労働省 令和5年外国人雇用実態調査調査結果より抜粋

 

他にも入国に要した費用や就労中のトラブルについてなど、アンケート結果が公表されています。

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